カリフォルニアは地質学的に土壌や気候など、テロワールが非常に多様であり、ワイン造りに大変恵まれた地域といえます。

この特性ゆえに、伝統あるワイン醸造技法を持つ旧世界と、それぞれのメリットを生かし、更なる進化を遂げたワインを生み出すジョイントベンチャーが多く設立されています。

今回は、アメリカのワイン輸入業者とフランス・ローヌ地方の老舗ワイナリーがタッグを組んで生まれたワインを選びました。同じクローンの葡萄からのワインでも、どこかカリフォルニアらしさを感じます。本家のワインと飲み比べるのも楽しみ方のひとつですね。

まだ暑さも残りつつ、秋の気配を感じるこの季節、旬のキノコとぶどうを使ったサラダはいかがでしょう?

椎茸、しめじ、舞茸など、お好みのキノコをオーブンでローストして、半分にカットした葡萄と青かびチーズ、ベビーリーフなどと和えるだけの簡単なサラダです。

少し複雑でクセのある青かびチーズが入ることにより、ムールヴェドル主体の果実味あふれるフルボディータイプの赤ワインにも負けない味わいのサラダが完成します。 お皿に盛ったときの見栄えも良いので、おもてなし料理にもぴったり! ぜひ、ワインと共に楽しんでみてくださいね。

【レシピ】
キノコのローストとぶどうとブルーチーズのサラダ
材料(3〜4人分)
椎茸、舞茸、しめじなどお好みのキノコ類:適量
ぶどう:15粒程度
ベビーリーフ:1袋
ブルーチーズ:適量
(ドレッシング)
オリーブオイル:大さじ2
バルサミコ酢:大さじ1
塩:適量
胡椒:適量

1.キノコは石づきを取り、適当に裂く。バットにキノコを並べて、オリーブオイルと塩をふりかけて、200度のオーブンで10分ローストする
2.ぶどうは半分に切る
3.ベビーリーフは洗って水気をきる
4.ドレッシングの材料をよく混ぜる
5.器に1.2.3.を盛り付けてドレッシングをまわしかけ、スライスしたブルーチーズをトッピングする

●文・写真:山本侑貴子