「黄金州」と呼ばれるカリフォルニアは「ワイン州」でもあります。質の高さもさることながら、量のほうもたっぷりとあるので、日本にいても手にいれやすいのは大助かり。おまけに、お財布にやさしいお値打ち品から、いつかは飲みたい高根の花まで、バラエティーは多彩そのものですから、目移りして困っちゃいます。

普段着のウチ飲みから、屋外でのバーベキュー、そしてとっておきの記念日まで、晴れの日も雨の日も雪の日も風の日も、いつでもどこでも楽しめるのがカリフォルニアワインなんです。

ワインといえば、フランスやイタリアといったヨーロッパの国を思い浮かべがちで、たしかに歴史は長いですよ。でも、20世紀後半からこっち、文字通り世界中でワインは造られていて、その「ヨーロッパ以外の国々」のリーダー格、フランスやイタリアの超強力なライバルが、アメリカ合衆国&カリフォルニアなのです。

アメリカのワイン生産量は、フランス、イタリア、スペインに続いての世界第4位。アメリカには50の州があり、ぜんぶでワインを造っているのですが、カリフォルニアだけで全体の9割を占めるという、まさかの巨大シェア。

豆知識ですが、カリフォルニアは一州で、日本よりもイタリアよりも広いって知ってました?!

●文:立花峰夫