カーテンから差し込む朝陽が眩しい日は、それだけでいい一日のスタートになりそうな予感。そんな健やかな日々がずっと続くこと。今を生きる自分達だけでなく、未来に生きる人々にも安全な環境を末永く持続可能にするための「サステイナブル」。この取り組みに配慮したカリフォルニアのワイン造りは、環境保全型ワイン生産と呼ばれ、2003年に多くのブドウとワイン生産者が参加し、カリフォルニア・サステイナブル・ワイングローイング・アライアンスが誕生しました。

ワイン造りで一番の心配は、雨によるブドウの病気ですが、4月から10月までの降雨量が極端に少ないカリフォルニアでは、農薬散布を大幅に減らした農地に優しい栽培が可能なため、健全で高品質なブドウができます。こうして健やかに育まれたブドウを使用したワイン造りでは、酸化防止と劣化を防ぐ亜硫酸を過度に添加する必要がなく、美味しいワインを安定して醸造することができるのです。

サステイナブルなワイン造りは、そこに関わる人たちの垣根を超えたコミュニケーションを可能にし、今も未来も大切に照らし続け、遠く離れた人の心にまで届くかのよう。こんなご時世だからこそ、今宵は、ブドウ丸ごとの美味しさが詰まったカリフォルニアワインをお供にしませんか?

●文:川邉久之