カリフォルニアならではの品種といえばジンファンデル。栽培面積は、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールに続き現在第4位となっています。果実味豊かでボリューム感があり、スパイシーさもあるジンファンデルは、お肉料理全般に合います。その相性のキャパシティはハンバーガー、ホットドッグ、ピザに至るまで幅広く、アメリカでは日常の食卓で親しまれてきました。私たちの身近なところでは、バーベキュー、焼き鳥など、しっかり濃厚な味わいの甘辛いソースでいただく料理にぴったりなんです。

今回、合わせた料理は、

帆立貝とアスパラガスのバター醤油焼き・関西風のお好み焼き

◆帆立貝とアスパラガスのバター醤油焼き
◆関西風のお好み焼き

豚肉とキャベツをたっぷり使用し、オタフクソースをかけています。

お好み焼きにはビールや酎ハイという人も、ぜひカリフォルニアのジンファンデルと合わせてみてください。今までとは違った発見があるはずです!
同じジンファンデルでも造り手や地域によって味わいは様々なので、いろいろ試して違いを楽しんでみてくださいね。時代のニーズによってワインのスタイルがどんどん進化してきているのです。

最後に・・・

ワインと料理のペアリングに厳格なルールはありません。個人の好みもあるので堅苦しく考えないで自由にワインと料理と合わせてみてください。
何よりも大事なのは楽しむことですから!
このコラムが少しでもペアリングのヒントになったなら幸いです。

●文・写真:山本侑貴子