ソノマはカリフォルニアワイン産業の発祥の地であり、近年は、気候や土壌を生かした多種多様なスタイルのワインが生産されています。ブルゴーニュスタイルのエレガントなピノ・ノワールが多く生産されていることでも知られ、今ではワインラバーの間でもカリフォルニアのピノ・ノワールは「カリピノ」の愛称で親しまれています。今回のワインは、旧世界的なエレガントさを保ちつつも、カリフォルニアならではのフルーティーさを併せ持つチャーミングなワインです。

このワインには魚料理を合わせてみました。

塩、胡椒でしっかりと味付けしてさっと炙ったカツオのたたきに、焼き松茸を裂いてトッピング。それにザクロソースをかけていただきます。ザクロのソースは、ザクロの実、醤油、バルサミコ酢、オリーブオイル、塩、胡椒で作ります。オリーブオイルを入れることで、味わいがよりマイルドになります。

カツオの旨味と松茸の風味豊かな味わい、バルサミコ酢とザクロの酸味がアクセントになっていて、エレガントなカリフォルニアのピノ・ノワールにぜひ合わせていただきたい一品です。 マグロもオススメですが9月～11月は戻り鰹が美味しい時期ですので、ぜひ、この季節にカリフォルニアのピノ・ノワールに合わせて作ってみてくださいね！

＜レシピ＞
鰹のタタキ　ザクロソース

材料　2人分
鰹の刺身用（できれば皮付き）：150〜200g
ベビーリーフ：1/2パック〜1パック
松茸：1個
塩、胡椒：適量
〈ザクロソース〉
ザクロの実：1/2〜1個分
醤油：小さじ2
バルサミコ酢：大さじ1
オリーブオイル：大さじ2

1.カツオは、炙って水にさらし、水気を拭き取り、適当な大きさにスライスする
2.松茸は魚焼きグリルで焼き、手で割いておく
3.ザクロソースは、ザクロの実を取り出し、よく混ぜておく
4.お皿にベビーリーフを盛り付け、その上に、カットしたカツオを盛り付け、さらにその上に松茸をトッピングし、ザクロソースをかける

●文・写真：山本侑貴子
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