白ワインの品種で一番有名なのがシャルドネなのではないでしょうか?ワインを出しているレストランならシャルドネは必ずと言っていいくらい置かれています。

シャルドネは世界各国で作られ、その味わいも爽やかで軽いものからリッチでコクのあるものまで、実にバラエティーに富んでいて、料理とのペアリングも無限大です。シャルドネからのワインがカリフォルニアで本格的に造られ、グローバル化したきっかけとなったのが、1976年に開催されたパリ・テイスティングです。これは、のちに「パリスの審判」と呼ばれるようになった、ブラインドテイスティングでカリフォルニアワインがフランスワインに勝利した歴史的事件です。以降、多くの生産者達が、切磋琢磨し研究を重ね、その土地の気候や土壌の特徴、つまりはテロワールを生かした独自のスタイルのシャルドネを生み出してきました。

今回は、コクがありながらも爽やかな味わいが特徴のシャルドネを選びました。

夏が旬のインゲンにカシューナッツを加えて白だしと酒、味醂少々でさっと炒めました。 隠し味に白味噌を入れたのがポイント。白味噌のほんのりした甘みとコクのある風味がワインと寄り添ってくれます。カシューナッツの香ばしい味わいと食感も、ワインと楽しむ時のアクセントになります。

旬のお野菜はさっと茹でていただくだけでも美味しいのですが、少し複雑みがある味わいのワインには、白味噌や、白だしなど、調味料を上手く加えて調理してあげるとさらにその素材とワインが引き立ちます。

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【レシピ】
インゲンと豚肉とカシューナッツの炒め物
材料
豚肉:100g
塩、胡椒、片栗粉:少々
インゲン:100g
カシューナッツ:50g
白だし:小さじ1
白味噌:小さじ1
みりん:小さじ1
酒:少々
油:少々

1.豚肉は、食べやすい大きさに切り、塩胡椒して、片栗粉を軽くまぶす。インゲンは、さっと茹でて斜め切り、カシューナッツは軽く炒っておく。
2.フライパンに油を熱し、豚肉を炒め、火が通ったらインゲンとカシューナッツと調味料全てを加え炒める。

●文・写真:山本侑貴子