12月4日はカベルネ・フランの日。これを制定したのは、全米トップランクのブロガーでパソ・ロブレスにワイナリーを所有するロリ・バッド。彼女は、自身の好きなこの品種の挿し木を17世紀にロワールに持ち込んだリシュリュー枢機卿の命日を記念日に選びました。

ボルドーブレンドで主に補助品種として使われるカベルネ・フランですが、実はカベルネ・ソーヴィニヨンの親。1997年にカリフォルニア大学デイヴィス校で行われたDNA鑑定で、ソーヴィニヨン・ブランと自然発生的に起きた交配種であることが証明されました。メルロ、カルメネールなどのボルドー品種たちの親でもあります。

カベルネ・フランが単一品種のワインとして主役になっているのがロワール。カリフォルニアでも多数派ではないかもしれませんが、このタイプに仕上げられている秀逸なワインがあります。どんなワインがあるのか、フードとの相性、品種の特性など、詳しくは各画像のキャプションをご覧ください。

モントレー湾からの冷たい沿岸霧の届く標高約250mの南向き斜面のベンチの畑。ロワールのシノンをイメージさせる骨格に、カリフォルニアの陽光を浴びた果実味が載ります。アルコール度数12.4%、飽きずに楽しめるヨーロピアンスタイル。
写真:小松勇二

少し冷やして低めの温度から飲み始めて、ゆっくりと開いていくのを楽しむのも良いかもしれません。そのスターターとして肉の冷菜はいかがでしょう?左は優しい脂のラム、右はレンズ豆とオリーブの食感が良いアクセントの仔牛のテリーヌ。
写真:小松勇二

カベルネ・ソーヴィニヨンより果皮が薄い分、色は明るめで味わいも軽やか、ハーブの香りもありスパイシー。カリフォルニアでは、ナパ・ヴァレーやソノマ、サン・ルイス・オビスポなどの、やや涼しい山間の畑で栽培されています。

日刊紙サンフランシスコ・クロニクルは、ワインに関する記事が充実していることで知られています。アイ. ブランドのオーナー醸造家のイアン・ブランド氏は、同紙2018年度のワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。

文:近藤さをり
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