毎年8月1日はWorld Albariño Day・・・からのInternational Albariño Week。アルバリーニョ三昧の日々はいかが? この品種の原産地、スペイン北西部のリアス海岸の町カンバードスでの「アルバリーニョ祭り」の開催時期に合わせたのが、その起こりと言われています。
こんな背景からも、海のワインのイメージが強いアルバリーニョ。でも、意外なことに、いまどきはカリフォルニアの内陸部にも、けっこうスグレものがあるのです。
カリフォルニアのアルバリーニョは、スペインの海沿いのそれとは、ひと味番う魅力があります。この品種の特徴である華やかな芳香とフレッシュで溌剌とした酸味はそのままに、熟した果実の風味がギュッと詰まったような凝縮感も。最初はキンと冷やして飲んで涼を取り、少し温度が上がって溢れるような果実感を楽しむ至福の時間まで、そう長くお待たせしません。
シーフードとは鉄板のペアリングが成立しますが、フルーツを使ったスイーツなどにもお勧め。詳しくは各画像のキャプションをご覧ください。
ローダイで8世代にわたりブドウを栽培しているワイナリー。土地の個性を見極め多くのユニークな品種の栽培経験を持つ造り手によるアルバリーニョです。かんきつ系の爽やかさ続いて、洋梨やネクタリンのフレーバーが追いかけてくる、グビッと行ってもじっくり味わっても楽しいワイン。
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夕方になってもまだ暑い夏の犬の散歩。ご主人様もバテないよう、ひとやすみしつつ1杯いかがでしょう?スパイシーなガーリック・シュリンプはスターターとして、食欲に火を付けます。ワインの香りが開いて果実味が前面に出てきたら、ちょっと酸味のあるフルーツをあしらったスイーツと、どうぞ。アプリコットのマフィン、チェリーとピスタチオのスコーンと合うのはコーヒーや紅茶だけではないことが分かるでしょう。
華やかなフレーバーとフルーティな酸味、温度の変化とともに分かりやすく表情を変えるアルバリーニョは、食べ物がなくても充分に楽しめます。スクリューキャップだから冷蔵庫に入れて置いて、飲みたくなったらキュッと1杯。語らいの場にも活躍しそうです。
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文・写真: 近藤さをり