11月の第3水曜日はジンファンデル・デイ。ジンファンデルは、カリフォルニアを代表する品種です。ゴールドラッシュの時代から愛飲されている古い品種で、元々はクロアチアからきたブドウが起源だとされています。州のあちこちに樹齢百年を超えるような古木を発見できます。

産地や造り手によって様々なバリエーションが楽しめるジンファンデルですが、一般的な特徴として、黒胡椒やクローブ、アニスのようなスパイシーな香り、ブラックベリー、ラズベリー、チェリーのような豊かな果実味、そしてほのかに青々としたハーブのニュアンス、ふくよかでボリューム感のあるワインとして表現されます。ハンバーガーなどのファーストフードからバーベキューやステーキなど、合わせる料理も幅広く、デイリーワインとしてカジュアルに楽しめるものも多いので、まさにアメリカのソウルワインといっても良いのではないでしょうか。

今回合わせたのはスペアリブ。醤油、みりん、田楽味噌、ニンニクと生姜のすりおろしをたっぷり、ひたひたになるまで水を入れて肉が骨からホロリと外れるくらい柔らかくなるまで煮込みました。

脂身のある豚スペアリブとジンファンデルのボリューム感がぴたりとマッチします。生姜、ニンニクが効いた甘辛系のしっかりとした味わいが特徴のスペアリブとコクのあるジンファンデルをぜひ合わせてみてください!

【スペアリブ】
〈材料〉2人分
スペアリブ:4本
塩、胡椒:適量
日本酒:大さじ2
醤油:大さじ2
市販の田楽味噌:大さじ1
みりん:大さじ2
アガベシロップ(またはハチミツ):大さじ1
生姜:1片
ニンニク:1片
水:適量
付け合わせのクレソン:少々

〈レシピ〉
1.スペアリブに塩、胡椒する
ニンニクと生姜はすりおろす
2.鍋にスペアリブ他、材料を全て入れ、肉が柔らかくなるまで煮る
(火加減を調整しながら1時間くらい)
3.器に盛り付け、クレソンを添える

●文・写真:山本侑貴子
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