国民の祝日、海の日。海のことを想い、感謝する日です。こんな日には、カリフォルニアのビーチの空気感を運んでくれるワインはいかが?

海洋国ニッポンでは、最も内陸の地点でも海岸線から約115km足らず。私たち国民の多くは、海の恩恵に浴することが当たり前の生活エリアに住んでいます。かたや東西の幅が400kmを超えるカリフォルニアでは、内陸200kmにあるワインの産地ですら、海からの恩恵を謳うことも。

アメリカ西海岸ならではの陽光、寒流がもたらす爽やかな海風は、日本の海辺とはまた違った魅力があります。カリフォルニアのビーチのライフスタイルへの愛着や憧れを持つ人が多いのも頷けますね。そんな心地よさげな様子が描かれたラベルのワイン。実は海からかなり離れた内陸部のブドウから造られています。それでもどこか海風を感じさせる味わい。その理由は・・・・・・画像のキャプションをご覧ください。

私を海につれて行って、とばかりにサーフボードの前に佇むのは、シャルドネ。ブドウは海から150km近く離れたローダイのもの。広大な三角州を張り巡らす自然の水路を伝って太平洋からの冷たい空気が入り、暑いと言われる内陸の中でも特に涼しいスポットです。少し早めの収穫で保たれる爽やかな酸味が、涼感を誘います。

愛犬と一緒にビーチを散歩する女性の姿が描かれたカベルネ・ソーヴィニヨン。
1枚目のシャルドネと同じ、ローダイ産のブドウ。ブラックベリーの果実味、カリフォルニアらしいフレンドリーな味わいです。

カリフォルニアのビーチでは、サーフィンと並んでスケボーも人気のアクティビティのひとつ。寒流のため海水浴するには水温が低すぎるからです。この海の冷たさが、フレッシュな酸味の美味しいワインができる秘密でもあります。

文・写真:近藤さをり

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